土佐水谷農園

将来の持続可能性を見据えて
SDGsを基軸に置いた農業へ
  • #目標2
  • #目標8
  • #目標12
  • #目標15

現在の取り組みACTION

地域の環境保全を考えた 持続可能な農業

 土佐文旦などの柑橘類をはじめ、旬の野菜の栽培も行う「土佐水谷農園」では、農薬や化学肥料にできるだけ頼らない、環境にやさしい農業を進めている。
 例えば、農作物を病害虫から守る作業では、環境負荷が大きい殺虫剤のスプレー散布などは行わず、微生物の働きを活用した、作物にやさしい防除資材を使用している。また、農作物の肥料として、高知県内で生産されたシイタケの「廃菌床」を活用している。栄養豊富であるものの、これまで廃棄されていた廃菌床を再利用することで、環境への配慮に加え、地域資源を活かした持続可能な農業に取り組んでいる。
 その他にも、獣害を引き起こしているイノシシの捕獲や、果樹園の土壌流亡を防ぐ取り組みなど、地域の農業を守る活動を行っている。こうした取り組みを通じて、持続可能な農業を実践し、SDGsの達成を目指している。

今後の取り組みCHALLENGE

環境負荷を抑えるために できることを増やす

 異常気象が増える昨今だからこそ、これまで以上に環境保全を意識した農業に改善していかなければならないと考えている。その上で、土壌を覆う農業資材を、マイクロプラスチックが生じるリスクのある資材から生物が分解できるものに置き換えるなど、脱プラの対策にさらに力を入れていきたい。

メッセージMESSAGE

代表 水谷任佑

 各地で発生している豪雨被害をはじめ、昨年は高知県でも記録的な大雪が降るなど、異常気象が頻発しています。これからの農業は、SDGsを当たり前のものとして捉えるべきだと思っています。
 様々な課題に対応するため、農業のあり方を改善し、持続可能な農業を実現すること、かつ次世代に繋げていきたいと考えています。

企業情報COMPANY INFOMATION

土佐水谷農園

土佐市特産の土佐文旦をメインに、温州みかんやポンカンなどの柑橘類の栽培を手掛ける。環境にやさしい農業に積極的に取り組んでいる。

創業 令和4年
従業員数 2名
住所 土佐市高岡町乙1944-2

高知県 産業振興推進部 計画推進課